05 「本当に、どうしたんですか?」いけない。あとで発散しよう。俺は深くココロに刻み込んだ。発散する間もなく、ふたり一緒にベッドで就寝することになった。 不満はまったくない。あってたまるか。 ないのだが……それなりに困る。俺だって男なのだ。
06 以前見た夢を思い出してしまった。 真昼があんな……。 いたずらっぽくやってきそうな気はするが、夢の中の彼女は。男の勝手な願望だ。…どうも、今夜は体が変なんだよな。少し熱いというか。真昼の料理を食べてからだと思うのだが、単に美味しかっただけだしな。 ともかく、風邪で彼女にうつしたりしないか、それが心配ではある。 少しベッドでいちゃいちゃしたあと、俺たちは就寝した。
11 目を覚ますと、そばに真昼がいる。 『発散』できなかったせいで、こんな夢を見てしまったのだろうか。しかし、仕方がないとも思う。なにしろ、俺は彼女が大好きだし、彼女も俺のことが…。もしかして、何か寝言を言ってしまったのかもしれない。 真昼は少し妙な顔をしていた。申し訳なさそうな、恥ずかしそうな、そんな表情だ。