[FREE]天使様とお風呂(23pics)

2025-10 2025-10-12 公開 13 cards Patreon元記事

「一緒に、お風呂、入りたい、です」

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「一緒に、お風呂、入りたい、です」

リビングでくつろいでいたとき、真昼がとんでもないことを言い出した。

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他意はないそうだ。
他意がないとは何だ。
ただひとつの意図しかないということだ。つまり、えっちなことがしたいのだろう。周は妄想した。

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0.1秒で色々そんなわけないだろう的な妄想を終えた周は、さすがにそれはまずいだろう、男女ふたりがハダカなんてとんでもない、懇々と真昼を諭した。

「水着を持ってきている、ので、平気です」

それなら大丈夫だな!
な、わけもない。
しかしワンピースタイプなら肌もそれほど出ない……か? 仕方がない。耐えきれるだろう。結局、周は、真昼に押し切られたのだった。

浴室に続く扉を前に、周はたたずんでいた。
この向こうはどんな世界が待っているのか…。
思い切って扉を開けた。

「きゃっ」

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バタン。
……え、スク水? 予想外の光景に思わず扉を閉めてしまった。いや、考えてみれば、妥当なのか。そりゃ持ってるだろうしな。
ガチャ。
再び扉を開けた。

「驚きましたか? てへぺろ~♡」

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バタン(扉を閉める音)

……え、今の誰?
いけない、思った以上に混乱しているようだ。ずいぶんな時間待たされているため、変なモノばかり幻視している。周の額に汗がにじんだ。

「あの、周くん……?」

扉の向こう側から真昼の声が聞こえた。

「用意できましたので、入って来ていいですよ……?」

おさえきれない胸の鼓動を感じながら、周は扉を開けた。

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ビキニ!
なぜ、なぜなんです、真昼さん。なぜビキニを選ぶんです。
プールに行ったときの方がまだ肌が隠れていたじゃないですか。

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黒ビキニを見たり、見せたりしながら、混乱し、お互いどぎまぎしたり、もじもじしたりしていた。お互い恋愛初心者だからな。仕方がない。

似合いませんか? いや似合い過ぎるよ。みたいなやり取りをしていたら、恥ずかしそうにしていた真昼が嬉しそうに微笑んだ。エンジェルスマイル。なんて破壊力だ……。

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そのあとは、真昼に背中を流してもらったり。

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「流しっこ」ということで、洗ってあげたり。

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恋人同士の初お風呂イベントをこなしたのだった。
もう少し経験値を積んでレベルを上げてから起こすイベントではなかっただろうか。そんな気がした。

「周くんは、少しいじわるです」

湯船につかりながら、真昼がつぶやいた。

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いっぱいいっぱいでのぼせ上ってた自覚はあり、自分が何をしたのかはっきりと覚えていない。それが、周の正直な気持ちだった。何にしても、きっと粗相があったのだろう。周は謝罪した。

「……周くんは余裕そうでずるい」

恋人の目は節穴だろうか? 周は考え込んだ。

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後ろから身を寄せ、マシンガンのような心臓の鼓動を感じて分かってもらったが、この天使様は男の……特に周のことがよくわかっていないようだ。これからも苦労するかもしれない。

しかし、その苦労はとても幸せなことなのだろう。
お風呂から出て寝床に誘われながら、周は彼女と出会えた幸運を天に感謝したのだった。

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(おわり)

※とりあえず、原作の流れにそれなりに忠実に。こんなもんじゃなくめっちゃいちゃいちゃしてるので、読んだことない人は、ぜひ原作を読んでみてください…!