01 深夜に温泉のサウナに入ったらなぜか女の子がいた話(希先輩と温泉入りたかっただけ)え、混浴? 歳の差で言えば娘のような彼女が、私を見てそれほど驚く風ではなかったので、間違えて女湯に入ったとかそういうわけではないのだろう。
02 ならば引き返すことはできない。逃げれば、まるで悪いことをしてるようではないか。しかも、サウナ。先に出た方が負けだ。後に入って先に出るなどできるわけがない。 ……他意はない。せまいサウナルームの中、ひとつ下の席に座った。
04 ……まだ出ないか……? 我慢できず、チラリと彼女を見る。 でっ……! あ、いや、別にそこを確認したかったわけではない。 しかし、さすがに限界も近かったのだろう、しばらくすると彼女は負けを認めて「失礼しますー」と関西のイントネーションの言葉を発して出て行った。
05 正直、私も限界だったのだが、すぐに出ると彼女を追いかける不審者に思われそうだったし、暑さにやせ我慢してた感じになるので、少し時間を置いてサウナから出た。別にカラダの一部が変形していたから出るに出られなかったわけではない。かけ湯をし、しばらく外気で涼もうとベンチを探すと、彼女がいた。
06 私を見上げると、すこし横に移動してベンチを空けてくれた。 座っていい、という事なのだろう。 様々な思いが脳裏に浮かんだが、私は軽い言葉をかけながら横に座った。こうなると、会話をしていくことになる。温泉ではよくあることだ。「外、色んな露天風呂あるみたいですよ? ウチもまだなんで、行ってみますか?」
11 ……ま、そんな世界線だって、ないとは言えない。 楽しくゆったり温泉を楽しめた夜でした。(おわり)続き: https://www.patreon.com/posts/xd-wen-quan-fu-145279800